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大したことは何も書いていない

7月21日

仕事中に自家用車を電柱にぶつける。最近こんなことばかりだ。気をつけないといけない

 

僕は中学生時代、ほとんどいい事がなかったと思う(まあ、当時はそれなりに楽しかったんだと思うけれど)

 

田舎特有の人間関係が嫌いになったのも、あの頃だ

 

だけど、中学生時代で忘れられない思い出が1つだけある。かりゆし58の〝オワリはじまり〟だ

 

当時僕は生徒会執行部に属していた

 

別に僕はリーダーをやる気質ではないし、そんなことはめんどくさいだけだ

 

なのにひょんなことから生徒会長に立候補させられ、全校生徒の前でスピーチさせられた挙句に落選するという人生最初の赤っ恥を披露させられる

 

しかも落選したのに、人が足りないからという理由で執行部に入れられたのだ。散々である

 

僕は体育委員長を務めた。まあ、いいことも悪いこともひとつも覚えていないのでこの辺りは割愛しよう

 

我々生徒会執行部の活動の目玉は秋頃に行われる文化祭の運営だ。まあ田舎の公立中学校特有の、出店も何も無い、演劇や合唱コンクールのみの小さなものだったけれど

 

僕らの運営した文化祭は決して良いものではなかった気がする。まあ中学生が考える企画なんて大抵そんなもんだ

 

そんな文化祭のエンディングテーマが、〝オワリはじまり〟だった

 

当時の生徒会の先生が、この曲をエンディングテーマに選んだ。確か先生は新卒で、僕らが中学2年生の時に来たから当時今の僕と同い年だったはずだ

 

他のことなんて大して覚えちゃいないし、合唱コンクールだって何を歌ったか忘れしまった

 

けれどたぶん、瑞々しい若さとちょっとした興奮を空気中にたっぷり孕んだ暗い体育館で、〝オワリはじまり〟が流れたシーンをきっと僕は一生忘れることが出来ないだろう

 

一日の終わりに、あの繰り返されるフレーズを思い浮かべることがある。今日はあの日よりいい1日だったんだろうか

 

もうすぐ今日が終わる

 

やり残したことはないかい

 

親友と語り合ったかい

 

燃えるような恋をしたかい

 

一生忘れないような出来事に出逢えたかい

 

かけがえのない時間を胸に刻み込んだかい