7月30日
前日に発覚した仕事のミスが気にかかる。リカバリーに残された日数は1日だった
とはいえ日曜日には何も出来ない。気分転換をするしかないと、猛暑のなか外出をした
とりあえず、なんでもよかった。京都駅前のヨドバシカメラに行って、写ルンですを手に取った
フィルムカメラを始めてみたいけれど、この夏は旅行の予定がない
そっと〝女性に人気〟と書かれた棚に写ルンですを戻した
久しぶりにお気に入りの酒屋に入ってみる。日本酒は見ているだけで楽しい。僕は有名どころはある程度酒蔵のある県くらいは覚えている
人生を楽しむには知識が必要だと僕は思う
酷暑の京都をぷらぷらと歩きながら、街を眺める
どんな人をが歩いているのか、どんな店が並んでいるのか、僕はとにかく気を紛らわせた
暑くなったら百貨店に入って、無意味にエスカレーターを昇り降りして涼を取った
夜は鰻が3切れ乗ったどんぶりをかきこんだ。そういえば土用の丑の日だった
土用の丑の日というのは平賀源内という発明家(確かエレキテルを発明した人だったと思う)が考案したという話を聞いたことがある
夏は鰻が美味しくないから、魚屋にいいアイデアはないかと聞かれた平賀氏が考案したというのだ
僕はこれを割と小さな頃から知っていて、家庭科の授業で「土用の丑の日があるくらいだから鰻は夏が旬の魚です」と習った時は驚いた
ちなみにこれは間違いで、鰻の旬はやはり秋から冬にかけてである
学ぶことは大切だ。僕は人生を豊かにするために学び続けたい