人間は四角が好きだと思う
紙も、ビルも、テレビも全部四角だ
自然界に真四角なものはほとんど存在しない
四角は不安定な形らしい
我々人類は太古から四角いものに文字を書いてきた。ケント紙の時代もパピルスの時代も。
四角だからこそ我々は書を残した。それが文化を、文明を作った
鉛筆を持って白い紙の前に座って見てほしい。そこにはA4サイズの宇宙が拡がっているはずだ
我々は想像を掻き立てるものが好きだ。A4サイズの白い紙、ブロックの紙粘土、どこまでも広がる大きな海
我々は想像する。何も書かれていない四角を何か別なものにする為に
我々は創造する。きっとそれは文明を作るために