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大したことは何も書いていない

3月1日

カレンダーを破くあの瞬間が好きだ。

何気ない日常の積み重ねを感じられるからだ。

 

3月1日は大きな区切りに感じる。寒い冬から暖かな春に一気に様変わりしてしまう魔法にかけられたような日だと僕は思う。

 

今日はそんな日に相応しい暖かい日だった。

 

こういう日は大概、〝暦って意外とうまいこと作られてるんやな〟的なことを考える。

 

どこからか春の匂いがする気がするし、鳥のさえずりが聞こえる気がする。

 

それが破かれたカレンダーのせいなのか、少しせっかちなスギ花粉のせいなのかはわからないが。

 

こんな日は、うららかな太陽の光を浴びながらカネコアヤノでも聞いていたい。

 

なんとなく昔好きだった子のことを思い出したりしてみる。

 

明日は三色団子でも食べてみようか

 

浮かれすぎだろうか?

いいじゃないか、春なんだから。