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大したことは何も書いていない

4月13日

僕が研修を受けている施設は駅から少し離れたところにある、随分と古びたビルだ

 

廊下の照明はなんだか薄暗いし、床のタイルはだいぶん黒ずんでいる

 

3階まで上がると窓から琵琶湖が見えて、夕方頃には夕陽が差し込んでいる

 

研修終わり、後輩とスタバに行った。限定だというメロン味のフラペチーノはとても甘ったるかった

 

大津の駅前では女子高生がスタバを飲みながらTikTokを撮影していた。それが街に溶け込んでしまっているのがなんとなく面白かった

 

最近はフィルムカメラが欲しいと思っている

 

僕の好きなハマ・オカモトも服部恭平さんというフォトグラファーもみんなフィルムカメラを使っている

 

フィルムカメラを通して見る世界と、僕の目を通してみる世界はなんだか違っている気がする

 

大人になるにつれて分かってきたことだが、一言二言交わしただけで「ああ、この人とは合わないな」と思う人が割といる

 

たぶん波長なりオーラなり、そういった物が違いすぎているのだと思う

 

その人と僕とではまた違った世界が見えているに違いないと思う

 

研究は非常に大切で、天才たちの発明が僕らの生活を豊かにしてきたことは間違いない

 

だけど最近は少し、机の上では計算できないものでこの世は構成されているのではないかと思うようになった

 

僕達はきっと、心理学や解剖学だけでは解明できない

 

僕達はもっと複雑で、動物的でも理性的でもあり、なんとなくとてもセンシティブだ

 

もしユーリイ・ガガーリンが宇宙に行かなければ、今でも地球は平坦だったかもしれない

 

もしそうなったら、地球が丸いことを証明したのはアースマラソンを達成した間寛平になっていたかもしれない

 

世界を知る唯一の方法は、体験だと思う